統合失調症で障がい者年金2級を受け取るまでの体験談【2回目の入院が転機でした】
【はじめに】
♦私は統合失調症の当事者で、現在は障がい者年金2級を受給しながら、清掃のパートを続けています。この記事では、診断から年金受給に至るまでの経緯、そして【二回目の入院が転機】となった経験を正直にお話しします。
【長年、転職を繰り返しながら働いていた私】
♦体調が安定しない中でも生活のために働き続け、転職は6回以上経験しました。接客や営業、清掃、リゾートバイトなど、さまざまな職を渡り歩いてきましたが、どこも長続きせず、いつも不安定な状態でした
【一回目の入院と回復の希望】
♦初めての入院では薬で症状が落ち着き、退院後は再就職もできました。しかし無理をするとまた体調が崩れ、同じことの繰り返しでした。
【2回目の入院と、障がい者年金申請の決断】
♦二回目の入院を経て、退院後はグループホームに入居し、訪問看護も利用するようになりました。このとき、主治医から「障がい者年金の申請をしてみては」とアドバイスを受けたのがきっかけです。
【障がい者年金の申請手続き】
♦診断書の準備、役所での手続きなど、最初は戸惑いましたが病院の先生やPSW(精神保健福祉士)さんに支えてもらいながら進めました。社労士には依頼せず、自力で手続きしました。
【受給決定と生活の変化】
♦申請から数か月後、2級の受給が決定。通知を見たときは、安心と同時に「ようやくここまで来られた」という気持ちになりました。
【現在の暮らしと、今後の目標】
♦現在は清掃のパート(6時間勤務)を続けながら生活費をまかななっています。副業は現在は行っておらず、収入の補助として、少額ですが株式投資をしています。毎月少しずつ積み立てる形で、将来の備えにしています。今後副業も考えていきたいです。
【これから申請する人へ伝えたいこと】
1.「自分は対象外かも」と思わず、一度支援機関や主治医に相談を
2.制度を使うことは「ずるいこと」ではなく、生活を整える一歩です。
3.入院歴があっても、人生はそこから再スタートできます。
【終わりに】
♦私は今でも体調の波と向き合いながら暮らしていますが、年金の受給と支援制度のおかげで、生活に少しずつ安定が生まれました。今後は体調に合わせて働き方や資産形成を見直しながら、無理のない暮らしを目指していきたいと思います。